2011.09.16 Friday
スマートフォン・タブレット端末が駆逐する「ある市場」
神尾寿の時事日想・特別編:
※汎用端末を使った業務用システムは中小企業ほどメリットが大きいですね。大企業は専用システムや機器を導入する予算がありますが、中小は無いので。
>今のApple Storeには一般的な店舗でおなじみのレジスターがない。代わりに使われているのが、iPhone/iPod touchである。販売スタッフに購入の意思を伝えると、懐から大きめのジャケットにくるまれたiPhoneを取り出す。このジャケットの部分がiPhone/iPod touchの周辺機器になっており、一次元バーコード(商品バーコード)の読み取り機能やクレジットカードの決済端末機能を内包しているのだ。また、レシートを印刷するプリンターや机の中に埋め込まれたキャッシュドロワーともBluetoothで連携。商品バーコードによる管理、現金決済、クレジットカード決済といったPOSレジに求められる機能がすべて、iPhone+周辺機器で実現している。
iPhoneやiPadといったスマートフォン/タブレット端末を、レジスターや受発注管理用の業務用端末として使う。こうした動きは、Apple Storeだけで起きているわけではない。
>大手スーパーやコンビニエンスストアのように、複雑なシステムを大規模導入・一括管理するとなれば話は別だが、そうでない場合は、汎用機であるスマートフォン/タブレット端末といったスマートデバイスをハードウェアとして使い、アプリとソリューションサービスを組み合わせて「業務用専用機の代わり」として使った方が、開発・運用・コスト面でメリットとなるケースが多い。このような流れにあわせて、様々な商品が登場している。
>日本における「業務用専用機」の市場は大きい。例えば、スマートフォンやタブレット端末への置き換えがしやすい業務用ハンディターミナル市場だけで見ても、2009年時点で年間約300億円の市場があり、「中期的(5年程度)なスパンで見れば横ばいもしくは微増での推移」(矢野経済総合研究所)をしている。これらの業務用専用機は、様々な業務用途向けに「作り込まれた」部分に良さもあるが、ソフトウェア開発のしやすさや導入・運用コストの点では、スマートフォンやタブレット端末など汎用機を用いたソリューションに代替されていくだろう。
※汎用端末を使った業務用システムは中小企業ほどメリットが大きいですね。大企業は専用システムや機器を導入する予算がありますが、中小は無いので。
>今のApple Storeには一般的な店舗でおなじみのレジスターがない。代わりに使われているのが、iPhone/iPod touchである。販売スタッフに購入の意思を伝えると、懐から大きめのジャケットにくるまれたiPhoneを取り出す。このジャケットの部分がiPhone/iPod touchの周辺機器になっており、一次元バーコード(商品バーコード)の読み取り機能やクレジットカードの決済端末機能を内包しているのだ。また、レシートを印刷するプリンターや机の中に埋め込まれたキャッシュドロワーともBluetoothで連携。商品バーコードによる管理、現金決済、クレジットカード決済といったPOSレジに求められる機能がすべて、iPhone+周辺機器で実現している。
iPhoneやiPadといったスマートフォン/タブレット端末を、レジスターや受発注管理用の業務用端末として使う。こうした動きは、Apple Storeだけで起きているわけではない。
>大手スーパーやコンビニエンスストアのように、複雑なシステムを大規模導入・一括管理するとなれば話は別だが、そうでない場合は、汎用機であるスマートフォン/タブレット端末といったスマートデバイスをハードウェアとして使い、アプリとソリューションサービスを組み合わせて「業務用専用機の代わり」として使った方が、開発・運用・コスト面でメリットとなるケースが多い。このような流れにあわせて、様々な商品が登場している。
>日本における「業務用専用機」の市場は大きい。例えば、スマートフォンやタブレット端末への置き換えがしやすい業務用ハンディターミナル市場だけで見ても、2009年時点で年間約300億円の市場があり、「中期的(5年程度)なスパンで見れば横ばいもしくは微増での推移」(矢野経済総合研究所)をしている。これらの業務用専用機は、様々な業務用途向けに「作り込まれた」部分に良さもあるが、ソフトウェア開発のしやすさや導入・運用コストの点では、スマートフォンやタブレット端末など汎用機を用いたソリューションに代替されていくだろう。